勝ち越しで最高の週末に
昨日は終盤に中日ドラゴンズの猛攻にあって敗戦となった広島カープ。
勝ち越しを賭けた今日の一戦には中村恭平投手が先発です。
毎年飛躍が期待されながらもなかなか結果を残せないでいる中村恭平投手はカープにとって貴重な左腕先発投手です。
投打が噛み合ったナイスゲームが期待されます。
今日も注目の一戦が行われました!
カープ試合内容、結果・戦評
スターティングメンバー
試合結果
投手成績
出展元リンク
結果は「カープ 3-3 中日 」で今シーズン初の引き分けとなりました。
先発の中村恭平投手は野手陣が先制してくれた後に連打を浴びて逆転されてしまい、失点の仕方も良くないものがありました。
ですが、粘りは見せてくれたと思います。
7回121球5与四死球であり、球数とフォアボールが多くなってしまいましたが、3失点で抑えたことは評価されるべきだと思います。
中継ぎ陣もヒヤッとする場面はありましたが、しっかり0点で抑えてくれました。
そんな中で勝ち切れなかったことがとても悔やまれます。
打撃陣のもうひと頑張りがなかったこともありますが、今日はジャッジ(審判)に意見を言わないと収まりません。
ビデオ判定と審判がいる意味
問題の場面が起こったのは9回表広島カープの攻撃でした。
先頭の安部選手がセンタ前ヒットを放ち、続く會澤選手がきっちり送りバントを決め、代打小窪選手がフォアボールとなって迎えた1死1,2塁の場面。
バッターボックスにはカープの切り込み隊長田中選手。
9回表に一打逆転の場面で、田中選手が打った打球はライト前へ。
2塁ランナーの安部選手は猛然と本塁へ突入します。
ライトからの返球は若干一塁側に逸れて、安部選手はタッチを掻い潜るようにスライディングをしながら、ホームへ手を伸ばしました。
かなり際どいタイミングでしたが、審判の判定は「セーフ」。
これでカープは逆転して、なお1死1,2塁のチャンス!
カープファンにとっては歓喜の瞬間でしたが、中日の谷繁監督が猛抗議。
そしてビデオ判定に突入します。
「長いな」と感じていたら、判定途中に「ただいまリプレー映像を慎重に確認しています」というアナウンスが流れてきました。
「これはまさか・・・」と思いました。
そして、そのまさかで判定が覆って「アウト」。
この後、菊池選手は空振り三振に倒れ、この回の逆転は幻に終わりました。
私がこの場面で疑問に感じたのは、ビデオ判定の必要性と審判の存在意義です。
今回の場面は今シーズンから導入された「コリジョンルール」は関係なかったと思います。
よって、ビデオ判定になった理由は谷繁監督の猛抗議によるものだと受け取れました。
確かに今シーズンから本塁でのクロスプレーにおいてもビデオ判定が行えることになっています。
ですが、日本野球機構(NPB)の事務局長は以前、「今まではホームランか否かのフェンス際の打球への規定だった。今シーズンは本塁上でのクロスプレー、主に本塁での衝突プレーに疑義が生じた場合を加えた。リプレー映像は責任審判が必要とした場合に使用できる」と説明していました。
つまり、疑義が生じ、審判が必要としたらビデオ判定を適用できるのです。
今回のシーンを振り返ります。
クロスプレーの場面で審判はホームの後方に立っており、1番見えやすいポジショニングをしっかりとっていたと思います。
つまり審判は「最も判定しやすい場所で判定を下すことができた」と私は思います。
ですが、ここでビデオ判定が行われました。
それは「最も判定しやすい場所で下した判定に疑義が生じた」ことをを認めたということです。
私は判定結果に意見を言う気はありません。
リプレイ映像を見ましたが、かなり際どいプレーでどちらの判定になっても、納得できるプレーだったと思います。
たぶん、カープファンなら大半が「セーフ」、中日ファンなら大半が「アウト」と言うでしょうね。(笑)
私が言いたいのは判定結果ではなく、審判の存在意義が何であるのかです。
あそこまで良いポジショニングを取れていた審判の判定に疑義が生じるのであれば、クロスプレーに審判は必要なくなってしまうと思います。
審判の皆さんもビデオ判定が導入されて「必要に応じてやらなければならない」という認識があることでしょう。
ですが、審判員はプレーを審判することでお金をもらう職業です。
今回の場面が見えづらかったり、プレーを確認できなかったりするケースであれば仕方ありませんが、目の前で行われたプレーに下したジャッジには職業人としての「自信」と「審判が言うことは絶対だ」という審判の存在を示してほしいです。
これからの審判団の課題として取り扱ってもらい、今一度、審判の重要性と存在意義を示していってほしいと願いたくなる判定でした。
明日の予定
明日は試合の予定がありません。
まとめ
今日の試合の最注目プレーについて書きだしたら、長くなってしまいました。
でも、あのクロスプレーはとても重要なプレーでした。
試合を決定づける場面のジャッジの重みを考えさせられました。
ですが、勝ち切れなかったのはジャッジだけの責任ではありません。
その後も逆転のチャンスはありましたが、ことごとくあと一本が出ませんでした。
明後日からは仕切り直して、投打が噛み合った広島カープらしい野球を見せてもらいたいですね!
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